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加工メモ

タップ加工とは?ねじ穴の作り方の入口

部品にねじ穴を作るタップ加工の基本と、下穴径・タップの選び方をざっくり整理した加工メモです。

タップタップ加工ねじ穴下穴M6

タップ加工とは?ねじ穴の作り方の入口

この記事の位置づけ

この記事は、初学者向けの技術メモです。タップ加工の条件・下穴径・切削油の使い方は、工具メーカーのカタログ・JIS規格・職場のルールを確認してください。

ざっくり言うと

ボルトを締め付けるためのねじ穴(雌ねじ)を加工する作業をタップ加工と呼びます。

タップという工具を使い、あらかじめあけた穴(下穴)にねじ山を切ります。「M6のタップを立てる」という表現をよく使います。

タップ加工の基本的な流れ

  1. 下穴をあける: まずドリルで下穴を加工する
  2. タップで雌ねじを切る: タップを回してねじ山を切る
  3. 確認: ねじゲージや実際のボルトで確認する

下穴径の考え方の入口

タップを立てる前の下穴径は、ねじの外径より小さい値にする必要があります。

目安:

下穴径 ≒ ねじの外径(mm)× 0.8
(おおよその目安。精度が必要な場合はJIS規格・タップメーカーの推奨値を確認)

よく使うMねじの下穴径の目安

ねじ(並目)外径下穴径の目安
M33mm2.5mm
M44mm3.3mm
M55mm4.2mm
M66mm5.0mm
M88mm6.8mm
M1010mm8.5mm

※ 上記はJIS規格の並目ピッチを前提にした目安です。細目ピッチや精度が必要な場合はJIS規格・タップメーカーのカタログを確認してください。

タップの種類の入口

種類特徴
ハンドタップ(先・中・仕上げ)手回しで使う。先タップから順番に使う場合がある
スパイラルタップ切りくずを上に排出。止まり穴に使いやすい
ポイントタップ切りくずを下に押し込む。貫通穴向き
ロールタップ切りくずが出ない(塑性変形で溝を形成)。アルミなど柔らかい材料向き

止まり穴と貫通穴

穴の種類特徴
貫通穴穴が裏まで抜けている。タップが最後まで通せる
止まり穴穴の底がある。タップの先端が底に当たらないよう余裕が必要

止まり穴では下穴を必要なねじ深さより深めに加工しておく必要があります(タップの先端は山が切れていないため、実際に山が入る長さより短くなります)。

注意点

タップ折れは加工トラブルの中でも厄介なものの1つです。折れると穴の中に残り、除去が非常に困難になります。

特にステンレス・チタン・焼き入れ材などの難削材はタップが折れやすいため、切削油の使用・低速での加工・適切な下穴径の確認が重要です。

細い径(M3以下)のタップは特に折れやすいため、過度な力をかけないよう注意が必要です。

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