AI活用メモ
AIへの指示(プロンプト)の書き方の基本
ChatGPTやClaudeへの指示(プロンプト)をうまく書くための基本的な考え方と、よくある失敗パターンを整理したメモです。
AIへの指示(プロンプト)の書き方の基本
この記事の位置づけ
この記事は、初学者向けのAI活用メモです。AIの性能・動作はバージョンやサービスによって変わります。
ざっくり言うと
ChatGPTやClaudeに指示を出したとき、「なんか期待と違う答えが返ってきた」という経験をする人は多いです。
多くの場合、AIの能力の問題ではなく指示(プロンプト)の書き方の問題です。
「もっとはっきり伝える」ことを意識するだけで、出力の質が大きく変わります。
よくある失敗パターン
目的が抽象的すぎる
❌ 「メールを書いて」
✅ 「取引先への納期遅延のお詫びメールを書いて。理由は部品調達の遅れ、遅延は3日間、丁寧なビジネス文体で」
対象読者・出力形式が未指定
❌ 「Pythonのリストについて説明して」
✅ 「Pythonを始めたばかりの人向けに、リストの基本(作り方・要素の取り出し方・追加)をコード例つきで説明して」
前提情報がない
❌ 「この部分を直して」
✅ 「以下のPythonコードでエラーが出ています。エラーメッセージは〇〇です。原因と修正方法を教えて。[コードを貼る]」
指示をうまく書くための5つの入口
1. 役割(ペルソナ)を与える
あなたは経験豊富なWebエンジニアです。
AIに「どの立場で答えるか」を伝えることで、回答の質・専門性・視点が変わります。
2. 出力形式を指定する
箇条書きでまとめて。
Markdown表形式で出力して。
3つのパターンを提案して。
形式を指定しないと、AIが判断して出力するため期待とずれることがあります。
3. 条件・制約を伝える
200文字以内で。
専門用語を使わずに説明して。
英語で出力して。
4. 具体的な例を示す(Few-shot)
「こういう形式で出力してほしい」という例をそのまま見せると、AIがパターンを学習して同じ形式で回答します。
以下の形式で5件出力して。
例)
タイトル: 〇〇
概要: 〇〇
5. 段階的に分けて聞く
一度に全部解決しようとせず、「まず〇〇を考えて、次に〇〇を書いて」と段階に分けると精度が上がります。
Chain of Thought(思考過程を書かせる)
複雑な問題や計算は「ステップバイステップで考えて」と一言加えるだけで精度が上がることがあります。
この数学の問題をステップバイステップで解いて。
AIが思考過程を出力することで、途中のミスを発見しやすくなります。
期待と違う出力が来たときの対処
- 「もっと〇〇にして」と修正指示を出す
- 「先ほどの回答の第3段落を、初心者向けに書き直して」と部分指定する
- 「別のアプローチで回答して」と視点を変える
- 一度チャットをリセットして、より明確な指示で書き直す
注意点
AIは「それっぽい答え」を生成する仕組みのため、内容が正確とは限りません。
特に数値・法律・医療・最新情報は、必ず一次情報で確認してください。
また、AIに会社の機密情報・個人情報を入力しないよう注意が必要です。