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Power Platformメモ

DataverseとSharePointリストの違い(Power Apps開発での選び方)

Power Appsでデータソースを選ぶとき、DataverseとSharePointリストの違いと使い分けの考え方を整理したメモです。

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DataverseとSharePointリストの違い(Power Apps開発での選び方)

この記事の位置づけ

この記事は、Power Platformの初学者向け技術メモです。機能・ライセンス・制限は環境やバージョンによって変わります。

実際の設計は、組織のライセンス状況・IT担当者・公式ドキュメントを確認してください。

ざっくり言うと

Power Appsでアプリを作るとき、データをどこに保存するかを選ぶ必要があります。

よく比較されるのがDataverseSharePointリストです。

簡単に言うと、本格的なアプリ・業務システムならDataverse、SharePoint上の手軽な管理アプリならSharePointリストという使い分けが入口になります。

主な比較

項目DataverseSharePointリスト
必要ライセンスPower Apps(有料プラン)Microsoft 365のみでOK
データの上限大(エンタープライズ向け)中(5000件超で注意が必要)
リレーション◎ テーブル間の関係設定が得意△ ルックアップ列で限定的に可
ロールベースアクセス制御◎ 細かいロール設定が可能△ サイト・リスト単位が基本
フォーム・ビューのカスタム◎ 豊富○ 標準のフォーム編集のみ
Power Appsとの連携◎ ネイティブ統合◎ 簡単に接続できる
既存SharePoint活用△ 別途移行が必要◎ そのまま使える
導入のしやすさ△ 設計が必要◎ すぐ始められる

Dataverseが向いているケース

  • 複数のテーブルを関連付けた本格的な業務アプリを作りたい
  • 細かいアクセス権制御(ユーザー・ロール別)が必要
  • データ量が多く、スケールが必要
  • モデル駆動型アプリを使いたい
  • Power BI・Power Automateと高度に連携したい

SharePointリストが向いているケース

  • Microsoft 365だけで始めたい(追加ライセンス不要)
  • 既存のSharePointサイトと連携するアプリを作りたい
  • シンプルなデータ管理(台帳・申請フォームなど)
  • 件数が少なく、構造がシンプル
  • 開発を素早く始めたい

SharePointリストの5000件制限について

SharePointリストにはリスト表示しきい値があり、デフォルトでは一度に取得できるアイテムが5000件に制限されます。

5000件を超えるリストでは、インデックスを設定していない列でのフィルタリングや一括取得が制限されます。

Power Appsでは、**Delegation(委任)**という仕組みで大量データを扱いますが、SharePointリストのDelegation対応はDataverseより限定的です。

ライセンスについての入口

Dataverseを使うには、Power Apps(スタンドアロン)や一部のMicrosoft 365プランが必要です。

SharePointリストへのPower Appsアクセスは、Microsoft 365のライセンスで利用できる範囲があります(2023年以降の変更で条件が変わっているため、最新のMicrosoft公式情報を確認してください)。

注意点

どちらを選ぶかは、「今のライセンス」「データ量の見通し」「チームのスキル」のバランスで決まります。

小さく始めてSharePointリストで作り、後からDataverseに移行するケースもありますが、データ移行は手間がかかるため、ある程度最初に方針を決めておくと良いです。

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