Notesへ戻る
Power Platformメモ
SharePointリストとExcelの使い分け方(Power Platform活用)
Power PlatformでSharePointリストとExcelのどちらを使うか悩んだときの判断軸を整理したメモです。
SharePointリストとExcelの使い分け方(Power Platform活用)
この記事の位置づけ
この記事は、Power Platformの初学者向け技術メモです。組織の環境・ライセンス・セキュリティ要件によって最適な選択は変わります。
実際の運用設計は、IT担当者・管理者と確認してください。
ざっくり言うと
Power AutomateやPower Appsでデータを扱うとき、「SharePointリストとExcelのどちらを使えばいいか」という疑問がよく出ます。
簡単に言うと、複数人で同時に使うならSharePointリスト、自分だけで完結するならExcelという選び方が入口になります。
主な比較
| 項目 | SharePointリスト | Excel(OneDrive/SharePoint保管) |
|---|---|---|
| 複数人同時編集 | ◎ 対応 | △ 制限あり |
| Power Automateとの連携 | ◎ 得意 | ○ 対応しているが制約あり |
| Power Appsとの接続 | ◎ 安定 | △ 大規模では不向き |
| データ件数の上限 | 大(数万件〜) | 小〜中(数千件が目安) |
| フィルター・検索 | ◎ OData対応 | △ 限定的 |
| 見た目の自由度 | △ リスト形式 | ◎ 自由なレイアウト |
| 既存ファイルとの互換 | △ 変換が必要 | ◎ そのまま使える |
SharePointリストが向いているケース
- Power AutomateやPower Appsと連携してフローやアプリを作る
- 複数の担当者が入力・更新する
- 件数が増える(数百件以上)可能性がある
- フィルタリング・検索を多用する
- 変更履歴・バージョン管理が必要
Excelが向いているケース
- 既存のExcelファイルをそのまま活用したい
- 個人作業や少人数での利用が中心
- 集計・グラフなどExcel機能をフル活用したい
- 件数が少なく増えない前提
- Power Platformとの連携がメインでない
Power Automateで Excel を使うときの注意点
Power AutomateでExcelを操作するには、「テーブル」として定義されたデータを使う必要があります。
Excelファイル内でデータ範囲をテーブル(挿入→テーブル)に変換しておかないと、Power Automateから読み書きができません。
また、ExcelコネクタはSharePointリストコネクタと比べてトリガーの種類が少なく、複雑な自動化には向かない場面があります。
SharePointリストの始め方の入口
- SharePointサイトを開く
- 「新規」→「リスト」を選択
- 空白のリストを作るか、既存のExcelからインポートする
- 列(フィールド)を追加して構造を定義する
- Power AutomateやPower Appsから接続する
既存のExcelをSharePointリストに変換するには、「リスト」→「Excelから」でインポートができます(列の型の確認が必要)。
注意点
SharePointリストにも列数・ルックアップ列の制限・リスト表示しきい値(デフォルト5000件)など制約があります。
大量データ・複雑なリレーション・高度な集計が必要な場合は、SharePointリストではなくDataverseの利用を検討する場面もあります。