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Power Platformメモ
Power Automateの変数(Variable)の使い方の入口
Power Automateで値を保持・更新するための変数(Variable)の種類と基本的な使い方を整理したメモです。
Power Automateの変数(Variable)の使い方の入口
この記事の位置づけ
この記事は、Power Automateの初学者向け技術メモです。フローの動作は環境・コネクタ・バージョンによって変わることがあります。
実際のフローで動作を確認してください。
ざっくり言うと
Power Automateで「Apply to eachでループしながらカウントしたい」「処理の途中で値を保存して後で使いたい」というときに使うのが**変数(Variable)**です。
変数を使うと、フローの実行中に値を保持・更新・参照できます。
変数の種類
| 型 | 用途の例 |
|---|---|
| 整数(Integer) | カウンター・件数の集計 |
| 浮動小数点(Float) | 金額・小数を含む計算 |
| 文字列(String) | テキストの保存・結合 |
| ブール値(Boolean) | true/false のフラグ |
| 配列(Array) | 複数の値をまとめて保持 |
| オブジェクト(Object) | 複数のプロパティを持つデータ |
変数の使い方の流れ
1. 変数を初期化する
まず「変数を初期化する」アクションで変数を作ります。
設定項目:
- 名前: 変数名(任意の文字列)
- 種類: Integer / String / Boolean など
- 値: 初期値(省略可)
例:カウンター変数を0で初期化
名前: counter
種類: 整数
値: 0
2. 変数を更新する
「変数の設定」アクションで変数の値を上書きします。
名前: counter
値: variables('counter')
3. 変数に値を追加する(インクリメント)
整数変数の場合は「変数の値を増やす」アクションが便利です。
名前: counter
値: 1(増やす量)
4. 変数を参照する
メッセージや条件の中で variables('変数名') という式で参照できます。
variables('counter')
よくある使い方の例
Apply to each でカウントする
// フロー開始前に初期化
変数を初期化する: counter = 0
// Apply to each の中で
変数の値を増やす: counter + 1
// ループ後にメール送信
メール本文: 「処理件数: @{variables('counter')} 件」
フラグを使って処理を制御する
// 初期化
変数を初期化する: hasError = false (Boolean)
// エラー発生時
変数の設定: hasError = true
// 最後に条件分岐
If hasError = true → エラー通知を送る
文字列を結合していく
// 初期化
変数を初期化する: resultText = "" (String)
// Apply to each の中で
変数に追加する: resultText + 各アイテムの情報 + 改行
「変数に追加する」アクションは文字列型と配列型で使え、既存の値に追記します。
注意点
変数は「変数を初期化する」アクションをトリガーの直後に置くことが推奨されます。Apply to each の中に初期化アクションを入れると、ループのたびにリセットされてしまいます。
また、変数名は半角英数字で設定することを推奨します。日本語の変数名も使えますが、式の中で参照するときにエラーが出る場合があります。