Notesへ戻る

Power Platformメモ

Power Automateで承認フローを作る基本(Approvals)

Power AutomateのApprovalsコネクタを使って、SharePointリストの申請データを承認・却下するフローの作り方の入口を整理したメモです。

Power AutomateApprovals承認フローSharePoint業務自動化

Power Automateで承認フローを作る基本(Approvals)

この記事の位置づけ

この記事は、Power Automateの初学者向け技術メモです。フローの動作は環境・コネクタ・バージョンによって変わることがあります。

実際のフローで動作を確認してください。

ざっくり言うと

Power AutomateにはApprovals(承認)コネクタがあり、「承認者にメールやTeamsで通知を送り、承認・却下の回答をもらってその後の処理を分岐させる」という承認ワークフローを作ることができます。

「申請→上長が承認→申請者に結果通知」のような業務フローを、プログラムなしで構築できます。

承認フローの基本的な流れ

  1. トリガー: 申請データが作成・更新されたときに起動
  2. 承認の開始(Approvalsアクション): 承認者にメール/Teamsで通知を送り、回答を待つ
  3. 条件分岐(Condition): 承認/却下によって処理を分岐
  4. SharePointリストの更新: 承認結果をリストに書き戻す
  5. 申請者への通知: 結果をメールやTeamsで申請者に通知

主な Approvals アクション

アクション名説明
承認の開始と結果の待機承認者の回答を待って、次の処理に進む
承認の開始承認リクエストを送るだけで次のアクションに進む(非同期)

通常のフローでは**「承認の開始と結果の待機」**を使います。承認者が回答するまでフローが待機状態になります。

設定の入口

「承認の開始と結果の待機」の主な設定項目

設定項目内容
承認の種類「承認/却下 - 最初に応答した人」「全員の承認が必要」など
タイトル承認通知に表示されるタイトル
担当者承認者のメールアドレス
詳細承認者に見せる情報(申請内容など)
アイテムリンクSharePointリストのアイテムURL(省略可)

承認結果の取得

「承認の開始と結果の待機」の後、動的コンテンツから「結果」を参照できます。

  • 承認された場合: Approve または 承認
  • 却下された場合: Reject または 却下

この値を Condition アクションで分岐させることで、承認・却下それぞれの処理に進めます。

[結果] 次の値と等しい [Approve]
→ はいの場合: リストを「承認済み」に更新・申請者に承認メール
→ いいえの場合: リストを「却下」に更新・申請者に却下メール

承認の種類の選び方の入口

承認の種類使う場面
承認/却下 - 最初に応答した人複数の承認者のうち誰か1人が回答すれば確定
承認/却下 - 全員が承認する必要があります全員が承認しないと「承認済み」にならない
カスタム応答 - 最初に応答した人「承認」「却下」以外の回答ボタンを自由に設定

Teamsに承認通知を送る

Approvalsアクションはデフォルトでメール通知が送られますが、Microsoft Teamsの「承認」アプリにも通知が届きます(TeamsとPower Automateが同じテナントで利用されている場合)。

承認者はTeamsのモバイルアプリから直接承認・却下の操作ができます。

注意点

承認フローは「承認者が回答するまでフローが待機」するため、フローの実行時間が長くなります。

Power Automateのフローには実行時間の上限があります(クラウドフローは最大30日間)。長期間回答がない場合の処理(リマインダー通知・タイムアウト処理)も検討が必要です。

また、承認者のアドレスを動的に変える場合(申請者の上長を自動取得など)は、Azure ADのユーザー情報を取得するアクションとの組み合わせが必要です。

関連メモ・関連ツール